サイボーグ004
<未来都市(コンピュートピア)編・後編>


「ジェット!」
 名前を呼ばれ、ハッと視線を向けた先に、ハインリヒがいた。
「ハインリヒ?どうしてココが分かったんだ!?事件が解決するまで、危ないからオレに近づかないように言っただろう!」
 ジェットがそう嗜めたにも関わらず、ハインリヒは真っ直ぐに、ジェットの方へと向かってくる。
 頬に優しい微笑みを浮かべて。
「馬鹿なことを言うな、ジェット。オレとお前の仲だろう?お前が危険な目にあっているというのに、放って置ける訳がないだろう」
「だが・・・危険だ!」
「大丈夫だ。二人一緒なら、絶対に」
 近づいてきたハインリヒは、ジェットの腕の中にスポンと飛び込んだ。
「そうだろう、ジェット?」
「ちょちょっ、ハインリヒ!?」
 いつもと違って甘えたような感じのするハインリヒに、ジェットは、今が非常事態である、という事も忘れてドキドキした。
「えーっと・・・」
 さり気ない風を装って、ジェットがハインリヒの肩を抱こうとした時。
「やめろ、オレに触れるな!!」
 ドン、と、胸を押され、ジェットはよろめいた。
「ハインリヒ!?」
 急変したその態度に驚くジェットを睨みすえて、
「お前なんか、大嫌いだ!二度とオレに近づくなよ、良いな!?」
 激しい捨て台詞を残すと、ハインリヒはジェットの側から駆け去った。
「待てよ、ハインリヒ!」
 訳も分からないまま、ジェットが追いかけようとすると。
 ハインリヒの身体が一瞬、痙攣したように見え。
 次の瞬間、その身体が爆音と共に吹き飛んだ。
「うわあああっ!?ハインリヒ!!!!」
 爆発の現場に駆け寄ったジェットが見たものは、変わり果てたハインリヒの姿だった。
 吹き飛ばされたその残骸からハインリヒの右腕を見つけ、ジェットはそれを拾い上げた。
 その右の手は。
 ジェットの頬を優しく撫でてくれたり、ぎこちなくジェットの背中を抱きしめてくれたりしてくれた手なのだ。
 言葉もないままジェットはハインリヒの腕を抱きしめ。静かにその瞳から涙を流した。

「ジェット、どうしたんだ!?」
 ジョーから呼びかけられて我に返るまでの時間は、多分、短いものだっただろう。
 しかしジェットにとっては、それは永遠とも言えるほど長い時間に思われた。
「ジョー!!」
 ジェットは救いを求めるように、ジョーの名を呼んだ。
「爆音が聞こえたから来てみたら・・・やっぱり、キミはここにいたのか!」
 縋るような眼差しで、ジェットは只一つの言葉を繰り返した。
「ハインリヒが、ハインリヒが、ハインリヒが・・・」
「ハインリヒが、どうしたんだ!?」
 ジェットの様子がおかしい事に気付き、ジョーが問い掛ける。
「ハインリヒが、爆弾を仕込まれていたんだ・・・」
 涙を流しながらそう訴えるジェットに、
「バカな!?」
 ジョーが叫んだ。
「そんなことは、有り得ない!!」
 断言するようなジョーの言葉に、ジェットは涙を拭うこともせずに反論した。
「本当だ!ハインリヒはオレを庇って、一人で死んじまったんだ。守るって言ったのに・・・オレは、守ってやれなかった・・・!!」
 ジョーは、そんなジェットを励ますように、声を強くした。
「そんなことは、有り得ない。何故なら・・・スフィンクスは、ハインリヒに恋をしているからだ。そんな道具に、ハインリヒを使うはずがない!」
「だが、アレは確かに、ハインリヒだった!」
 ジョーは、ジェットが抱いているハインリヒの右腕に視線を走らせた。
「ちょっと、見せてくれ」
 ジェットから右腕を取り上げると、ジョーは念入りにその腕を調べた。
「・・・安心して良いよ、ジェット。良く出来てはいるが、これはハインリヒじゃない」
 ジェットに告げたその口調は、安堵の響きを伴っていた。
「ハインリヒじゃない!ホントか!?」
「本当だ。良く見れば分かるよ」
 防護服の袖口で涙を拭いながら、ジェットは呟く。
「だが、どうしてクローンロボットが、オレを庇ったんだ・・・?」



 カール・エッカーマンの腕が、自分の身体を抱きしめているのが分かる。
 嫌だ、と思うのに、振り切ることが出来ない。
「アルベルト・・・愛している」
(オレは、愛してなんかいない)
 そう思うのに、身体が自分の思いと正反対の行動を取る。
「・・・オレもだ、カール・・・」
 人工的な花々が咲き乱れるこの場所に、ハインリヒは酷く不快感を感じた。
「アルベルト・・・君は、私のものだ!」
 強く抱きしめられ、ハインリヒは心の中で叫んだ。
(オレは・・・お前のものじゃない!!)



 ジェットが、ジョーに言う。
「ハインリヒは、病院にいるはずだ。迎えが来て、一緒に出掛けていったからな」
「分かった。みんなに連絡する」
 通信回路を開き、ジョーが仲間達に連絡をした。
『みんな、来てくれ!ハインリヒは、病院だ』

 一方、中央制御室では。
 ギルモアとエッカーマンが、会話を交わしていた。
「エッカーマン博士。一連の事故は、スフィンクスの意思。あなたは、スフィンクスの心理回路をプログラミングする時、カール君の性格をプログラミングした・・・違うかね?」
「君の言う通りだ、ギルモア博士。だが・・・一体何故、カールが、そんな・・・」
「それは、あなたの方が良く知っているはずじゃ」
 ギルモアは、静かにエッカーマンに告げた。
「だから・・・父親のあなたから呼びかけてみてもらいたいのじゃ」
 エッカーマンは、言葉を失ったかのように、スフィンクスのスクリーンを見上げた。

 その間に、サイボーグ戦士たちは、街のはずれにある病院前に集合していた。
 病院の周りには、ロボット・ガードマンが待機しており。
「スフィンクスのヤツ、誰も中に入れないつもりだな!?」
 グレートを憤慨させた。
「強行突破する?」
 フランソワーズの言葉に、ピュンマが首を振った。
「ダメだ!ハインリヒが危険になる」
「ハインリヒは、どうなっているんだ?通信回路は開いているはずなのに・・・」
 訝しげなジョーに、張々湖が答えた。
「多分・・・眠らされてるアルよ。ギルモア博士がそう言ってたアル」
 ジョーはほんの少しだけ考え込んだように見えた。
 それから彼は、仲間たちに呼びかけた。
「呼びかけよう。そしてまず、ハインリヒの目を覚まさせるんだ!」
 ジェットが頷き、力強く言った。
「オレ達が心を一つにして一斉に呼びかければ・・・スフィンクスの力にも勝てるかも知れない!」
(ハインリヒ・・・!!)
 8人のサイボーグ戦士たちは、一斉にハインリヒに呼びかける。
 ジェットは、彼の名を呼びながら、強く思った。
(ハインリヒ・・・キミはきっと、オレが助けてみせる!!)




「ハインリヒ!」
 聞き覚えのある優しい声に、名前を呼ばれる。
(誰かが、呼んでいる・・・?)
 声のする方向に視線を向けると、ジェットがハインリヒに向かって手を差し伸べる姿が見えた。
「ハインリヒ。オレだ、ジェットだ!」
「ジェット・・・」
 ハインリヒの瞳に、優しい光が揺らめいた。
 ジェットは更に、ハインリヒに呼びかける。
「さあ、ハインリヒ。こっちに来るんだ!!」
「ジェット!!」
 差し出された手を取ろうとしたハインリヒに、
「ダメだ、行っちゃいけない!!」
 カールが叫んだ。
 その手元に、どこからともなく現れた巨大なレーザー中が握りしめられ、銃口がジェットに向かった。
「うわあああっ!!」
 ハインリヒの目の前で、ジェットがレーザー光線に包まれた。
 そしてジェットは、苦しそうに地面に倒れた。
「やめろ!!」
 ジェットを庇って、ハインリヒがレーザー光線の前に立ちふさがる。
「危ない、どくんだ!」
 カールが、再度叫んだ。
 ハインリヒは、燃えるような眼差しで、カールを睨みつけた。
「これ以上ジェットを傷つけることは、オレが許さない!!」
 ジェットもまた、身体から火花を散らせながら、ハインリヒに向かって叫んだ。
「・・・バカっ!オレなんか、庇ってんじゃねーよ!!」
「お前は黙ってろ!」
 ジェットを目掛けて発せられたレーザー光線は、ハインリヒを直撃した。
「ハインリヒ!」
「くうっ・・・」
 華奢に見えるその身体が、一瞬。グラリと大きく傾いたが。
 ハインリヒは、倒れなかった。
「アルベルト、どけ!どくんだ!!」
「絶対に、この場は退かん!」
 強い意志の光が、その瞳の中で激しく揺れた。
「ジェットは絶対に・・・傷つけさせない!!」
「・・・君がどかないというのなら、その男ごと君を排除することも出来るんだぞ!?」
 威嚇するように言うカールに、ハインリヒは不敵な笑みを見せた。
「出来るものなら、やってみろ」
 その瞳が、やはり強い光を宿したまま、カールを見据えた。
「ただし!どうしてもジェットを殺すというのなら、まずはこのオレの屍を越えてもらうぞ!!」
「・・・・・・」
 カールは一瞬、沈黙した。
 それから、
「わあああああっ!!」
 まるで欲しいものが手に入らない時に駄々をこねる子供のように。
 レーザー銃を、辺り構わず乱発した。
 顔色一つ変えずにその様子を眺めるハインリヒの背後から、
「・・・ハインリヒ!」
 ジェットの声が聞こえて。
 彼はハインリヒを庇うように、強く、その身体を抱きしめた。
「ジェット?放せ、馬鹿っ!!」
「バカはキミだ。オレなんか庇って。どうせ死ぬなら・・・一緒に逝こうぜ」
「・・・フン・・・。オレと逝くなら、地獄だぞ」
「キミと一緒なら、どこだって天国さ」
 何本ものレーザー光線が、立て続けに二人の身体を直撃した。
 機械仕掛けの身体が、バラバラに壊れてしまいそうな、そんな衝撃。
「うわああああっ!!!!」

 自分の叫び声で、目が覚める。
 周りを機械で囲まれた部屋で、ハインリヒは眠っていたのだ。
(今のは、夢だったのか・・・?)
 そう思ったが、痺れるような感覚が、まだ全身に残っている。
(ジェットは!?)
 辺りを見回したが、ジェットの姿は何処にもなかった。
(ジェットは、大丈夫なのか!?)
 恐ろしくなるような不安に襲われ。
 ハインリヒはなりふり構わずに通信回路を全開にし、彼の人の名前を呼んだ。
「ジェット!!!」



「ジェット!!!」
 ハインリヒの叫びは、8人のサイボーグ戦士の耳に、ほぼ同時に届いた。
「ハインリヒ・・・!」
「どうやら、目が覚めたようだな」
「突撃するぞ!!」
 ロボット・ガードマンを、サイボーグ戦士たちのレイガンがなぎ倒していく。

「・・・ナゼダ、ワカラナイ、ナゼダ!?」
 スフィンクスは、ハインリヒに問い掛ける。
「ナゼオマエハ、自分ヲ殺ソウトスルノダ?」
 ハインリヒは大きく息をつき、自分を取り囲んでいる機械たちを見つめた。
「私ノ作リ出シタ世界ノ中デマデ・・・。ソレダケデハナイ。私ガオ前ソックリニぷろぐらむシ送リ出シタくろーんろぼっとモ・・・」
 ハインリヒは、機械たちを見つめたまま、答えを返した。
「それは・・・ロボットのイメージも、オレそっくりに作りすぎたからだ。だから、本物のオレならそうするだろう行動を・・・奴らも取ったという訳さ。オレはジェットを絶対に傷つけたくないし、他の誰にも傷つけさせない」
「ツマリソレハ・・・恋愛トハ『自己犠牲』トイウコトカ?愛スル相手ノタメニ、己ヲ犠牲ニスル・・・??」
「それもあるが・・・それだけじゃない。お前はオレを捕まえて、お前を好きになるよう、オレの精神を作り変えようとしたが・・・愛は強制できるものじゃないんだぞ!」
 ハインリヒは、スフィンクスを厳しく叱責するように言った。
「お前はこれから先も、一人で生きていかなければならない。だから、オレが教えておいてやる。人の心を、意のままに出来ると思うなよ!『恋愛』というものは、お互いの心の問題なんだ!!」
「心・・・ダカラコソ私ハ、ソレダケデモ可能ト・・・」
 ハインリヒの瞳に、憐憫の光が宿った。
「だとしても・・・オレがお前を愛することは、決してない。オレは人に命令されることが大嫌いだ。それに・・・オレの心は、ジェットに預けてあるからな!いや、心だけじゃない。オレの全ては、ジェットのものだ!!」
「ナゼダ?ナゼ、ソコマデ言エル!?」
 ハインリヒは静かに告げた。
「アイツがオレを好きになってくれた時。アイツはオレに、『愛してくれなくてもいい』、そう言ってくれた。『側にいることを許してくれるだけでいい』、と。お前にそんな愛し方が出来るか?お前はオレに、無償の愛を捧げることが出来るか?オレの心を自分の良いように作り変えようとしたお前が」
 ハインリヒの瞳が、キラリ、と強い光を放った。
「アイツは、いつでもオレの側にいてくれた。いつでもオレを支えてくれた。だからオレは、アイツを愛した」

 ハインリヒが通信回路を全開のままにしているため、ハインリヒの居場所を探して病院内を駆け回っているサイボーグ戦士たちにも、ハインリヒの言葉がそのまま聞こえてくる。
「愛されてるね、ジェット」
 からかうようなジョーの言葉を、ジェットはサラリと流した。
 余裕の微笑みで。
「知ってたさ。愛されてるなんて、そんなコト、ずっと前からな」

 ハインリヒは、なおもスフィンクスに向かって続けた。
「オレがお前に感じるのは、同情だけだ。人間でありながら身体にメカニズムを埋め込まれたオレ達と、機械でありながら人間のような心を持たされてしまったお前を比べて・・・お前に、同情するだけだ!」
 ハインリヒの声に続いて、エッカーマンの声が、スフィンクスに呼びかけた。
「カール!」
 スフィンクスは、もう、何も言わなかった。
「カール、お願いだ!やめるんだ、こんな事は・・・やめてくれ!!」
 スクリーンの前で、エッカーマンが涙を流した。
 ハインリヒは黙って、スフィンクスを見つめた。
「父サン・・・」
 中央制御室の一部が、いきなり爆発した。
「市長!スフィンクスの記憶装置が・・・記憶装置の24番が加熱し、制御盤の一部が爆発してしまいました!!」

 ジェロニモが、ハインリヒが捕らえられている部屋の扉を、蹴破る。
 そしてジェットが真っ先に、室内に飛び込んだ。
「ハインリヒ!」
 部屋の中央にいたハインリヒの名前を呼んで、腕を差し伸べると。
「・・・ジェット!」
 ハインリヒがジェットの腕の中に飛び込む。
 ジェットがギュッと、ハインリヒを抱きしめた。
 その存在を、確かめるように。
 ハインリヒもまた、ジェットの背中に腕を回したが、
「ハインリヒ!良かった、無事で。ジェットが泣いたり騒いだりで、大変だったんだよ」
 ジョーの声が耳に入った瞬間に、ジェットの腕の中から飛びのいた。
「じょっ、ジョー!?それに、みんなも・・・来てくれてたのか!?」
 ハインリヒは、明らかに動揺していた。
「当たり前でしょ?私たち、仲間なんだから」
 そう言って、ハインリヒにウインクするフランソワーズ。
「ジェット!」
 ハインリヒは、ジェットに詰め寄った。
「この馬鹿っ!!みんなと来てるなら来てると、先に言え!」
「あのなぁ、ハインリヒ。今更取り繕っても、もう遅いと思うぞ」
 ジェットがニヤリと笑って、ハインリヒを見つめる。
「何でだ!?それと、そのニヤニヤ笑いをすぐやめろっ!!」
 赤くなって怒っているハインリヒに、ピュンマが気の毒そうに告げた。
「ハインリヒ・・・。言いにくいんだけど、スフィンクスと話してたコト・・・ボクたちみんな、聞いちゃったんだよね」
 ハインリヒの頬が、ますます赤くなった。
「なっ・・・。まさか!?」
「ハインリヒ。通信回路全開にしたままだったアルよ」
 張々湖のツッコミに、ハインリヒは耳の先まで赤くなり。
 その影に隠れるように、ジェットの背後に移動して。
 もう誰にも見られたくない、というような仕草で、ジェットの肩に顔を埋めたのだった。

「カール君は・・・いや、スフィンクスは、恥を知っていた。だから記憶の一部を・・・」
「いいや、ギルモア博士。カールでいい」
 言いづらそうなギルモアに、エッカーマンは言った。
「あれは、カールだった。カールが何故あんなことをしたか・・・ワシには分かるような気がする。ワシは、カールに良かれと思って、勉強ばかりさせてきた。そして、そして・・・ワシは、カールの青春を、そうとは知らずに奪い取っていたんだ・・・」
 エッカーマンの瞳から、大粒の涙が零れ落ちる様を、ギルモアは黙って見つめた。



 そして。
 完全に平和が戻った<未来都市>を、サイボーグ戦士たちは後にする。
「やれやれ、コレで一件落着アルね」
 遠ざかっていく<未来都市>を眺めながら、張々湖が呟く。
 グレートが、芝居がかった声音で続けた。
「そう!ジェットのハインリヒに対する『恋』が、ハインリヒのジェットに対する『愛』が、コンピュータを打ち負かしたのでありました」
「べっ、別にオレはっ!!!」
 ムキになって否定しようとするハインリヒの肩を、ジェットが軽く叩いた。
「ムダだって、ハインリヒ。いい加減、素直になれよ」
「うるさいっ、お前は黙ってろ!」
 フランソワーズが、クスリと笑った。
「じゃあ、ハインリヒ。ジェットはワタシが貰ってもいいかしら?」
「む・・・。それは・・・」
「ホラ、ね。困るでしょう?」
 赤くなって言葉に詰まるハインリヒの姿に、ドルフィン号の中は明るい笑いで包まれるのだった。




  〜 END 〜




ようやっと完結です。まずは素直に謝ります。ごめんなさい。
やはり、あの偉大な原作を、文章にする(しかも24にアレンジして)のは無謀でした・・・。
原作のカッチョ良さの10分の1も表現できませんでした。
しかしながら、初めて原作読んだ時から書きたかった話なので、書けて嬉しかったです。
書きたかったシーンは、冒頭の二人で敵を倒すシーンと、
ハインリヒがスフィンクスのイメージの中で、ジェットを庇うシーンだったのです。
「オレの屍を越えて・・・」の、くだり(笑)。
いつも乙女チックに書いてしまうハインリヒをカッチョ良く書けた(?)ので幸せv
でもやっぱり、いちゃいちゃラブラブでスミマセンでした・・・。
自分ではいつもジェット→ハインリヒな話を書いてますので、
今回はハインリヒからジェットへの想いも分かるように書いたつもりです。
その目論見は、成功していますでしょうか?



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