星の指輪
(第四話)
今回の話は、スウィートハニーの表に置くにはちょっぴりエッチなお話です。
苦手な方は、回れ右をして引き返してくださいませ。
三話→五話に飛んでも、違和感ないような話の流れにするつもりですので、その点はご安心下さい。
えっち上等!!どんとこい!!!!
という方は、スクロールでお進みください。
まあでも、ふみふみの書くえっちなど、タカが知れてますが・・・(汗笑)。























































 ペロリ。
 ジェットの舌が、ハインリヒの唇を舐めた。
 くすぐったくて、思わず薄く唇を開くと、そのままジェットの舌が歯列を割って滑り込んできた。
「ん・・・ふっ・・・」
 執拗なキスに、思わず声が漏れてしまう。
 ハインリヒの反応に満足したのか、ジェットの唇が首筋に動いた。
 強く、吸い上げられる。
「やっ・・・ジェット。痕・・・付けるな」
 ジェットは無言のまま。
 二つ、三つとキスマークを付けられる。
「やめろって・・・」
 ジェットを押しのけようとしたが、腕に力が入らない。
 唇が、首筋から下へと動く。
 胸の突起を舌の上で転がされ、ビクビクと身体が快楽に震えた。
「あっ・・・ん・・・」
 同時に、長い指がハインリヒ自身に優しく触れる。
 ジェットの舌から、指先から与えられる刺激に、頭がおかしくなってしまいそうだった。
「・・・はぁっ・・・あぁっ!」
 ジェットの手の平に、自身の欲望を吐き出すと。
 身体の最奥部が疼いた。
 もっとずっと、ジェットが欲しい。
 どこからか、別の自分が囁きかけてくる。
『いいじゃないか、夢なんだから』
 そうだ。夢なんだから。
 ハインリヒは、自分にそう言い聞かせた。
「ジェット・・・」
 甘えるように名前を呼ぶと、ジェットが顔を上げ、ハインリヒを見つめた。
 ハインリヒから、口付ける。
 キスを交わしながら、ジェットの指が進入してくる。
 優しく内部を掻き回す指に、身体がますます熱を持つ。
「うわっ、あっ・・・」
 気が付くと、ねだるように腰が揺れていた。
 敏感な部分を探られ、身体がしなる。
「ジェット・・・もっ・・・。焦らすなっ・・・!」
 広い背中を抱きしめる。
 ジェットの腕が、ハインリヒの背中に回った。
 優しく抱きしめられ、髪を撫でられた。
「・・・欲しい・・・。ジェット。お前が、欲しい」
 ジェットの指がハインリヒの顎のラインをなぞり、再度キスをされた。
 足を開かれ、指ではなく、ジェット自身が入ってくる。
「ん・・・はっ・・・」
 ジェットがゆっくりとハインリヒの中に身を沈めた。
 身体の中に確かにジェットを感じて、何故かハインリヒは泣きたいような気分になった。
「ジェット・・・」
 ジェットの熱い吐息が、耳にかかる。
 声が聞きたい・・・。
 ジェットの腰が動く。
 その動きと共に、快楽の波が押し寄せてきた。
「あっ、はあぁっ!ジェット・・・」
 身体の奥までジェットを感じながら、ハインリヒは懇願した。
「ジェット・・・ふあっ・・・。声・・・聞かせて・・・」
 額に、頬に、唇に・・・ジェットのキスが降ってくる。
「ハインリヒ・・・愛してる・・・」
 その声に、ひどく安堵した。
 そして、高まっていく快楽の波。
 ジェット自身に敏感になっている内部を擦り上げられ、身体が跳ね上がる。
「ああっ・・・んっ!!ジェット、ジェット・・・!」
 縋りつくようにして首筋に腕を回す。
「ハインリヒ・・・。オレ・・・もうイキそうっ・・・」
「んっ・・・オレもっ。ああぁっ!!」

 肩で息をしながら、お互いを抱きしめ合う。
 逞しい腕に包まれながら。
 やっぱり、ジェットを愛してる。
 そう思うと、切なさで涙が零れた。
 未練だ。
「ジェット・・・愛してる・・・」
 広い胸に顔を埋めたまま呟くと、
「オレだって、愛してる。世界中でキミだけだ」
 ハインリヒの髪に触れながら、ジェットがそう答える声が聞こえた。
 まだお前は、オレを愛してくれると言ってくれるんだな・・・。ただ一方的に別れを突きつけられても、それでもお前は・・・。
 ハインリヒは瞳を閉じ、そのまま意識を手放した。
 この夢が永遠に覚めないように、と願いながら。


  〜 To be Continued 〜





四話目も短いですねぇ(滝汗)。
やっぱり、私にはこの程度のえっちで限界でした。
えっちは日々これ修行中です。
次回はいよいよ、二人の心が通じ合う・・・ハズなのですが・・・。
もうすぐ幸せになれるぞ、二人とも!!





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