残暑お見舞いハインさん

N様から、残暑お見舞いに頂戴したハインさんです。
『事後のハインさんの入浴!相手は誰!?』
というコトで、お相手は何方なんでしょうね、ハアハア!!
白いお肌の所々に散っている、赤い痕が色っぽいですv
そして、どこか気だるそうなハインさんの表情もvvv

Nさま、セクシーハインさんをありがとうございましたvvv
あー、本当に色っぽくて、私はクラクラですよ〜。

えとえと、N様のご許可を賜り、SSSを付けさせていただきましたvvv
興味のある方は、素敵イラストの下部をご覧下さいませ。






 なみなみと湯を張ったバスタブに身を沈め、ハインリヒはホッと息を付いた。

 つい先ほどまで、眩暈がするほどに愛されて。

 疲れきった身体を、温かな湯が包み込んでくれる。
 その温かさに、ハインリヒは心地良さを感じた。
 何気なく腕に視線を当てたハインリヒは、克明に残っている赤い痕に、頬を赤らめた。
「あいつ、好き放題にやりやがって・・・!」
 肌に吸い付いてくる熱い唇をふと思い出し、ハインリヒはまた、別の意味で赤くなった。



 不意に。
「アルベルト」
 バスルームの外から聞こえる声に、ハインリヒは軽く眉をしかめた。
「入るぞ」
 返事も待たずに、ドアが開く。
「誰が入って良いと言ったんだ!?」
 詰問すると、男はニヤリと笑いながら言った。
「お前の許可などなくとも、私は私の好きなようにさせてもらうぞ。それにしても・・・」
 男の視線が、ハインリヒの身体をジロジロと見つめる。
「なかなかいい眺めだな、アルベルト?」
 ハインリヒはカーッと赤くなり、男を睨みつけた。
「うっ、うるさい!この変態野郎、とっとと出て行きやがれ!!」
「これは随分な言い様だな。つい先ほどまで、私の腕の中で・・・」
「頼むから、それ以上言うな!言わないでくれ・・・!」
 ますます赤くなっていくハインリヒを、男は面白そうに眺める。
「お前を見ていると、飽きんな。クク・・・」
 喉を鳴らして笑う男に、ハインリヒは不貞腐れた。
「フン・・・」
 男からプイと顔を背けると。
 ヒラヒラと頭上から、赤い花びらが降ってきた。
「??」
 見上げると、男の褐色の手の平から、ヒラリヒラリと花びらが落ちてくる。
「薔薇風呂にしてやるぞ、アルベルト。そうすれば、私がお前に散らしてやった花びらも、さして気になるまい」
 ニヤニヤと、男が笑う。
「そして、私が付けた跡を見て、お前が頬を赤らめる必要もなくなるわけだ」
「なっ、見て・・・!!」
「お前が痕に気付いて頬を赤らめる様は、なかなか愛らしかったぞ」
「どこで見ていたんだ、お前は!?この変態〜!!」
「変態で結構。私は常に、お前を見ているのだから、それを忘れないようにな」
 涼しい顔でそう言うと、男はハインリヒに向かって優雅に一礼した。
「それでは、ごゆっくり・・・」
 パタリとバスルームのドアが閉まる。

 憮然とした表情で閉まったドアを見つめ。
 ハインリヒはボソリと呟いた。
「お前なんか・・・大嫌いだ・・・」
 そして、赤い花びらが散るバスタブに、ブクブクと身を沈めるのだった。


私が妄想したハインさんのお相手は、黒様でした。
スミマセン、スミマセン・・・(脱兎)!








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