<HAPPY!?24デー>
24デーその3:太陽の季節
「さて、今日はこれから何をする?」
ジェットがそう問いかけると、ハインリヒは極上の笑顔で微笑んだ。
「食事の後にやるコトと言ったら、決まってるだろう?」
その笑顔を眩しく思いながらも、からかうように、ジェットは言った。
「ん、何?食後の運動で、Hでもする??」
ハインリヒの頬が、カッと赤くなった。
「・・・バカっ!!この、万年色欲魔っ!!!!!」
「・・・色欲魔ってのはひどいと思うぜ?だって、好きな人と気持ちイイことしたい、って思うのは、当然だろ?」
「朝っぱらからそんなコトを言う、お前のデリカシーの無さが許せないんだ、オレはっ!!」
ギュッと握りしめたハインリヒの右拳が、ジェットの顔面にヒットした。
「ってえなぁ・・・。そんなに怒るコトないだろ?それに、キミだって気持ち・・・」
「うっ、うるさいっ!!」
怒鳴り声に掻き消され、最後まで言わせては貰えなかったが。
ジェットは真っ赤になったハインリヒを見て、クスリと笑う。
「キミって、ホントに分かりやすいよなvそんなトコも、めちゃくちゃ可愛いくって大好きvvv」
「〜〜〜っ!!!」
涙目でジェットを睨みつけ、ハインリヒはクルリとジェットに背中を向けた。
「ハインリヒ。もしかして、本気で怒ってる?」
「・・・・・・・・・」
「ゴメン、悪戯が過ぎた。謝るよ」
「・・・一生そこで、反省してろ・・・」
バタンと激しい音がして、リビングのドアが閉じられた。
残されたジェットは、小さくため息をいてボヤいた。
「あーあ、怒らせちまったなぁ。軽い冗談のつもりだったんだけど・・・。でも、あそこで怒るトコも可愛いよなぁvvv」
などと、態度が反省しているのかしていないのか良く分からないジェットであったが。
ハインリヒが言っていた、『食事の後にやること』に関しては、本当はキチンと自覚があった。
「さて、お姫様のご機嫌が直るまでに、皿でも洗っておくかな・・・」
ジェットは、テーブルの上に置き去りにされた皿をキッチンに下げ、皿洗いを始めた。
皿洗い完了後。
ジェットは、ハインリヒの部屋の前に立ち、呼びかけた。
「ハインリヒ?」
答えは、返ってこない。
「ホントにゴメンって。オレが悪かったよ。キミがイヤなら、もう二度とあんなコト言わない。誓う」
まだ、返事はない。
「キチンと皿も洗っておいたからさ。機嫌直してくれよ」
やっぱりハインリヒからの反応はなくて。
ジェットは閉じられたドアに頬を寄せ、囁いた。
「ハインリヒ・・・愛してる」
小さく、足音が近付いてくる。
カチャリ。
ドアが、開いた。
ジェットの顔を見ないようにしながら、ハインリヒがコホンと咳払いをした。
その頬は・・・仄かに赤かった。
「お前も反省しているようだから、許してやる。キチンと皿を洗ったコトは、褒めてやるぞ」
照れたようなその表情に、ジェットはホッとする。
「・・・うん・・・」
白い頬に手を伸ばし触れた後、華奢な身体を抱きしめた。
「ジェット・・・!お前、ホントに反省してるのか!?」
ハインリヒが、ジェットの背中を叩く。
構わずに、ジェットは腕の中の身体を抱きしめる力を強くして、ハインリヒの肩に顔を埋めた。
「オレ、キミに嫌われたら、生きて行けない・・・」
「・・・嫌いになんて、なるはずがないだろうが?知ってるだろう?」
「でも、怒らせちまったから・・・。ホントにゴメンな」
「・・・馬鹿・・・」
先程までジェットの背中を叩いていた手が、今度は宥めるようにその背中を撫でた。
「お前がそんなにしおらしいと、オレの調子が狂うだろうが・・・」
ハインリヒの手が背中から離れ、髪を優しく撫でられた。
「まだまだ一日は長い。これから、お前はどうしたい?」
ジェットが、顔を上げる。
琥珀色の瞳が、輝いた。
「今日は天気もいいし、ちょっと散歩にでも出かけよう」
「・・・そうだな」
二人は、散歩に出かけた。
プラチナシルバーの髪が、夏の太陽の下で、淡いブロンドに染まる。
柔らかなその髪が揺れるたびに、眩しい光が零れるような気がした。
穏やかな表情で自分の隣を歩いているハインリヒを見て、ジェットは幸せな気分になる。
「ハインリヒ」
名前を呼ぶと、ハインリヒがジェットに視線を走らせた。
クリスタルを思わせる澄んだ瞳もまた。
太陽の光を映し、眩しく輝いた。
「どうした?」
その笑顔が眩しすぎて、ジェットは思わず赤くなってしまう。
「手、つないでイイ?」
けれどもしっかりと、言いたいコトを言うと。
ハインリヒは、ふいっとそっぽを向きながら答えた。
「・・・お前の好きにしろ」
「へへへ〜vvv」
キュッとその手を握りしめる。
夏は暑い季節であるが、二人も負けずに熱々だった・・・。
〜 続く 〜
前半、ちょっとギャグ入ってしまいました・・・(笑)。でもベタベタだ〜(滝汗)。
ウチの24って、どうしていつもこうなの!?
一生やってろ〜っ!!!という感じですね。
TPOをわきまえず、イチャイチャ。
ねこ太さま、ふみふみ、話の内容がワンパターンでスミマセン・・・。
しかも、中途半端な続かせ方で・・・。
いや、リレーの時って、中途半端な続かせ方の方が、
お互いの特徴が出て楽しいのではないかと(笑)。
続きをっ、続きをお願いいたします・・・ぐはぁっ(力尽きて倒れる)。
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