鴨川会長からポカポカと頭を殴られ、板垣と宮田はお互い涙目で顔を見合わせた。
「宮田さん、今日のところは痛み分け・・・というところですかね?」
「フン!!俺は諦めないぞ!木村さ・・・」
 ポカリと再度、会長の杖が宮田の頭を直撃した。
「馬鹿なコトをやっとらんで、さっさと自分のジムに帰って練習せんか!!」
 宮田はたじろぎ、すごすごと撤退の様子を見せた。
 ギロリと鋭い眼光が、板垣にも向けられる。
「板垣!」
「はっ、はいっ!?」
「キサマは罰として、今日一日、木村に近づく事を禁じる。良いな!?」
「ええ〜!?良くないですぅ〜!!横暴ですよ、会長!」
「やかましいわっ!!」
 板垣の頭に、会長の杖が的中した。
「ううう・・・酷いですよ、会長〜!!」
「自業自得じゃ、馬鹿者!!」
「うわーん!!」
 板垣の涙声が、鴨川ジムに悲しくこだました。

GAME OVER!







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